2012年5月28日月曜日

昇龍


昨年、晩秋の頃に初めて齋藤美洲先生の工房を訪問した際、「来年の干支に因んで龍の帯挟みを鹿角で作ってみた」と観せていただいた二体の龍のうちの一つがこちら。その後、年末になり美洲先生から「よかったら買わないか?」とのお話があり、2013年の春までに...という事で買約だけしたものの、実際に購入するのはまだ先になるかと思っていました。
が、縁とはひょんなもので、 今月に入ってから急遽購入する事に。美洲先生ならではの曲線美と素材を活かした持ち味が最高ですな。

素材:鹿角、べっ甲、牛角

2012年4月15日日曜日

一閃


 ギャラリー花影抄でお願いしていた、龍の根付が出来上がりました。
作者は楽虫さん。新古典派と呼ばれる現代根付師の中で、気鋭の作者のお一人です。
顔を大きく立体的に、眼は鼈甲で象嵌して、五本爪(=皇帝の龍)で、素材はウニコールで…とかなり無茶を言ってしまい、楽虫さんにはご苦労をお掛けしたのではないかと思う(いや、間違いなく苦労されている)のですが、 時間をかけて丁寧に作っていただいただけあって、最高の出来です。とにかく、顔が格好良い!じっくり観ればみるほど、引き込まれて行き、作者のこだわりが伝わってきます。
楽虫さんには今度は応挙の犬(か、見習い兎)を頼みたいなぁ~。

追記:7/30 22:00~23:00、BS-TBSで放送された「謎解き!江戸のススメ」で江戸工芸のトリとして根付師 楽虫さんが出演され、一閃がとり上げられました!

サイズ: 4.5x3.8x3.2cm
素材:ウニコール(一角鯨角)、鼈甲、牛角

2012年3月8日木曜日

黒檀の龍

 

ヤフオクで黒檀の龍の良い品ものが出ていたのでゲットしました。最初は口の端の「アタリ傷」が気になって入札は見送ろうかと思ったのですけど...twitterでやりとりしている現代根付師の方に観てもらって意見を求めたところ、「鱗がしっかり彫り込まれているし、この傷はほとんど無視できる」との事だったので思い切って入札。
実物を手にとってみて、やっぱり買って正解でした。鱗の曲線が綺麗だし、顔も丁寧に彫り込まれています。龍の径は5cm四方で意外とでかい。手持ちの桐箱では入らなかったので、とりあえず根付袋に入れています。

2012年1月4日水曜日

冬休み最終日@東京国立博物館~土偶ストラップを求めて

昨年末にtwitterで工芸関係の繋がりの方(@sushifactoryさん)から、東京国立博物館で正月プレゼントとして土偶ストラップを配布すると聞いていたので、朝一で上野へ。9時ちょい過ぎに到着するとすごい人の山。多くの人は特設の故宮展を目当てに来ている模様。人だかりとなっている特設展用入場券売り場を尻目に常設展示の入場券売り場の方に並んで、さっそくゲット。
 9:30の開場と共に特設展は30分待ち。12:00頃には210分待ち(!)とか有り得ない事を言っていたものなぁ~。開催期間はまだまだあるので、空いた時期を見計らって来るのが正解やね。
折角国立博物館に来たので本館の常設展示をざっと拝見。明珍の海老や蛇など、自在置物を観て、一階奥のミュージアムシアターへ。故宮展に合わせて、凸版印刷の故宮デジタルムービーを上映していました。以前いた会社では凸版のデジタルコンテンツを借り受けて、社内シアターで上映していたなぁ~と思いつつ、また、去年の今頃NHKで放送されていた蒼穹の昴の事を思いつつ、拝見。
二階に上がってまず向かったのは高円宮コレクション室。年明けからは展示内容が総入れ替えされており、昨年末に拝見したものとは別の作品ばかり。現在展示されているものの中で個人的に注目したのは、美洲先生の「かゆい、かゆい」。これは1992年(先生が49歳頃)のうさぎの作品。最近の作品群と対比する事で、先生が最近取り掛ってらっしゃる「フサフサな」毛彫の技法について考えさせられました。
郷コレクションというと2F奥の部屋の片隅でこっそり展示されていたはずですが、現在は目立つ場所に展示される様になったのですね。展示されていた根付の中では十二支全てを彫り込んであるものが気に入りました。
最後に地下のミュージアムショップへ。根付関連の書籍はどんなものがあるのかとチェック。提物屋さんの図録が置いてありました(笑)。意外な発見だったのは、この本が郷コレクションの全作品図録なのね。講談社から1980年に出版された図録しか知らなかったので、これは良い情報でした。早速、古本を探そう。
国立博物館は学生時代に頻繁に通っていたけど(当時は国立大学の学生だと入場料が70円だったので)、最近は足が遠のいていました。独立行政法人化されてからは企画にも工夫を凝らしているみたいだし、やはりたまには観に行くべきでしょうね。

2012年1月1日日曜日

獅子の根付

2012年、明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願いします。昨年は大変な一年だった方も多くいらっしゃるかと存じますが、今年は皆様にとって良き一年となる事を心より祈念しています。
さて、正月を迎えたのを機に、2年以上放置状態だったblogを一新し、もう一度挑戦してみる事にしました。今度は一体、いつまで続くやら...
画像の、玉取獅子の根付は年末にふとした事から入手する事になったもの。根付は龍にターゲットを絞って蒐集している(しようとしている)のですが、いつかは獅子の根付も持ちたいなと思っていたし、お正月にぴったりな縁起物だし...という事で入手。大きな鼻と平らなおでこ、そして丁寧に彫り込まれた巻き毛が特長です。

追記:↑の写真は写りがよくないので黒々と写っていますが、実際は↓の写真の様な風合い 。こちらは私のものではないですが、多分、同じ工房で作られた作品でしょう。