2012年1月4日水曜日

冬休み最終日@東京国立博物館~土偶ストラップを求めて

昨年末にtwitterで工芸関係の繋がりの方(@sushifactoryさん)から、東京国立博物館で正月プレゼントとして土偶ストラップを配布すると聞いていたので、朝一で上野へ。9時ちょい過ぎに到着するとすごい人の山。多くの人は特設の故宮展を目当てに来ている模様。人だかりとなっている特設展用入場券売り場を尻目に常設展示の入場券売り場の方に並んで、さっそくゲット。
 9:30の開場と共に特設展は30分待ち。12:00頃には210分待ち(!)とか有り得ない事を言っていたものなぁ~。開催期間はまだまだあるので、空いた時期を見計らって来るのが正解やね。
折角国立博物館に来たので本館の常設展示をざっと拝見。明珍の海老や蛇など、自在置物を観て、一階奥のミュージアムシアターへ。故宮展に合わせて、凸版印刷の故宮デジタルムービーを上映していました。以前いた会社では凸版のデジタルコンテンツを借り受けて、社内シアターで上映していたなぁ~と思いつつ、また、去年の今頃NHKで放送されていた蒼穹の昴の事を思いつつ、拝見。
二階に上がってまず向かったのは高円宮コレクション室。年明けからは展示内容が総入れ替えされており、昨年末に拝見したものとは別の作品ばかり。現在展示されているものの中で個人的に注目したのは、美洲先生の「かゆい、かゆい」。これは1992年(先生が49歳頃)のうさぎの作品。最近の作品群と対比する事で、先生が最近取り掛ってらっしゃる「フサフサな」毛彫の技法について考えさせられました。
郷コレクションというと2F奥の部屋の片隅でこっそり展示されていたはずですが、現在は目立つ場所に展示される様になったのですね。展示されていた根付の中では十二支全てを彫り込んであるものが気に入りました。
最後に地下のミュージアムショップへ。根付関連の書籍はどんなものがあるのかとチェック。提物屋さんの図録が置いてありました(笑)。意外な発見だったのは、この本が郷コレクションの全作品図録なのね。講談社から1980年に出版された図録しか知らなかったので、これは良い情報でした。早速、古本を探そう。
国立博物館は学生時代に頻繁に通っていたけど(当時は国立大学の学生だと入場料が70円だったので)、最近は足が遠のいていました。独立行政法人化されてからは企画にも工夫を凝らしているみたいだし、やはりたまには観に行くべきでしょうね。

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