2013年12月1日日曜日

一丈の獅子



正義風の珠取獅子。この銘は見たことがありませんが、二文字目は丈の異体で一丈でしょうか…口には小さな珠が入っています。

素材:黄楊


2013年11月1日金曜日

玉陽斉の親子獅子



以前入手した玉陽斉の珠取り獅子は雄単体でしたが、今度は寄り添う親子獅子三体の根付。今まで手に入れた根付の中で入手に一番苦労したものです。
カナダのオークションサイトで入手したものの、CITES(=ワシントン条約)許可書が無いまま出荷されていたので成田の税関で捕まり輸入許可をとる事になるハメに…二ヶ月以上も掛けてカナダ政府の輸出許可、経済産業省の輸入許可を「象牙類」として問題なく取ったのにも関わらず、最後の通関審査で担当検査官の「インド象か、アフリカ象か?」という実に下らない質問で危うく輸入申請却下となりかけ、そりゃぁもう大変でした…

2013年10月1日火曜日

ぽってりした感じの犬



背中に古色が出てナレも進み18世紀の作だと推定される、象牙の犬の根付。口に手を当ててクスクス笑っている女子校生の様な雰囲気が可愛くて気に入っています。全体に細かな毛彫が彫られていたらしく、よく観察すると体中に線刻の跡をみる事ができます。意外と高さがなく、薄くのぺっとした感じです。

2013年9月1日日曜日

一位一刀彫:亮年の般若の面




亮年銘の、一位一刀彫の般若の面。どことなくユーモラスな雰囲気に惹かれて購入。

2013年8月1日木曜日

二匹の子犬











楽虫さんの「応挙の犬」が好きでいつかは彫って欲しいなぁ〜と思っていたのですが、古根付で似た雰囲気の作品が出て来たのでゲットしました。犬は龍の向い干支なので、龍コレクターとしては外す事ができません。眼が象嵌されておらず、無銘の作で彫りもザックリとしており、恐らくは庶民向けの日用品として作られたのでしょう。ホコリを被っているものの、紐通に擦れた跡がなく、保存状態が良いところをみると歴代の持ち主は実用せずに大事に掌で転がして楽しんでいたのかも知れません。 《サイズ》約3,5 cm X 約3,4 cm高さ約2,7cm 素材:柘植

2013年7月1日月曜日

獅子の煙草入れ

阿吽の二頭の獅子と珠、それに牡丹があしらわれた煙筒管が気に入って手に入れた一品。鹿角でできています。前金具の腰掛けている女性にはどんな意味があるのでしょうか...時代の割に状態が良く、専用の木箱に収納されています。

2013年6月1日土曜日

龍と仙人

鉢から龍を呼び出している仙人の根付。右腕とつま先が欠損しているのが少し痛々しいですが、雰囲気は良い感じです。

2013年5月8日水曜日

齋藤美洲展 NETSUKEISM ~制約の中の自由~

普段、根付関係でお世話になっている齋藤美洲先生が銀座のミーツ・ギャラリーで古希を記念した個展を開催されているので行ってきました(会期二日目ですが、オフィスの近くなので昼休みと会社帰りに寄って、実はこれで三回目)。


ギャラリーの入るデイム銀座ビル入り口。個展の案内の旗が掲げられています。


会場でお客さんへ作品の説明されている美洲先生。

会場内の雰囲気はこんな感じ。作品は一応ケースに入って飾られているものの、自由に触れる様になっています。先生曰く、「根付の良さは触ってみないと解らないからねぇ~」との事。


今回の目玉は何と言っても、先生の抽象造型の代表作である「着水」と「愛とこしえ」を基にして作ったオブジェ。オリジナルの根付と比較すると、とにかくでかい(笑)。「根付師の作る造型は小さい事を前提としたディフォルメが施されているので、そのまま拡大したら観るに耐えないのではないか」という意見がありますが、そういった意見に対して美洲先生が出された「作っているものは根付でも、大きくした場合の事を考えて造型を行っているので、十分鑑賞に耐え得る」という回答がこのオブジェだと言えます。


「愛とこしえ」の変形バージョン。「愛とこしえ」のメビウスの輪を基にした造型を考え付いた際、一気呵成に作り上げてしまったそうです。







ト音記号と女性の体が融合した、「G線上のヘレナ」。

卵型と球体の組み合わせによる造型作品、「鷹への抽象」

「愛とこしえ」が生まれる直前の作品、「愛」

「毛彫の美洲」と異名をとる先生ならではの毛彫りが素晴らしい、「お立ちなさい」


「虎」


毛彫りも造型も、全てが完璧な作品「呑悪夢(あくむをのむ)」今回の出品作中で私が一番欲しい作品ですが、先生に訊いたところ非売品だとの事。





「丸鼠」二体


「丸狗」二体


国立博物館にある高円宮殿下のコレクションにも収蔵され、先生の名前を広く世に知らしめた代表作「豊年踊り」。これも非売品だそうです。この根付そのものは、ちょっと前まで先生のタバコ入れに付いていました。


向干支「龍」と「狗」



「月下之猟師」鹿角バージョン


「夕立」

「跳兎」

「洋犬」

「兎」 背中の方から観ると、S字型の造型になっている事が判ります。


「駆」

「円舞」

「狸の鼓」

驚異の直立バランス、微細な毛彫、抽象造型、(鹿角に代表される)素材を活かした作品群… この個展を観ていただくことで、美洲先生が半世紀に渡り手がけられてきた仕事を垣間見る事ができると思います。 会期:2013年5月7日(火)〜5月12日(日) 11:00~19:00 ※初日15:00から  最終日17:00まで 会場のミーツ・ギャラリーはこちら
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