2012年6月3日日曜日

獅子の煙草入れ






獅子の前金具自体は数多くあれど、良いものを探すと意外と少ない。そんな中、私が気に入った獅子の前金具の一つがこちら。結構なお値段でした…中の留め具が外れてしまっていて、そのままでは使えないのですが、それを帳消しにするくらい良い雰囲気の前金具です。獅子の毛並みの表現、顔付き、爪の表現。どれをとっても気に入っています。

2012年6月2日土曜日

イタリアンレストラン スペッキオ

6/1は夕方から仕事となったので日中は時間ができました。という事で、折角できた時間を有効活用すべく、アポをとって提物屋さんへ。吉田さんは龍好きの私に合わせて、京都にある古布で衣装を仕立ててくれるお店から購入されたカッコいい龍柄のシャツを着てらっしゃいました。
早速、この3月に入手した龍の根付を吉田さんに見ていただき、ご意見を拝聴。要点を要約すると、
  • 銘の「~斎 通兼」は吉田さんの記憶にあるものと別人(知られていない根付師の可能性が大)
  • 銘の象嵌の仕上がりが不自然。もともと無銘の作だったものに後から作者を知る別人が付け足したのではないか?
  • 似た雰囲気で小型の龍の無銘根付は見た記憶がある
  • 18世紀後半~19世紀初頭の名古屋派の作ゆきだが、保存状態が良い
  • 欠けは気にならないレベル、修理しても良いし修理しないでも影響は無い
との事。吉田さんに「贋作!」と言われたらどうしようかとドキドキでしたが、どうやらアタリ籤を引いたみたいです(笑)。銘を調べる上で役立つ本として、講談社学術文庫の「草書の字典」を紹介していただきました。現在は絶版みたいですが中古は流通しています。これは早速、購入ですな。

 提物屋さんを後にして、向かった先は近くのイタリアンレストラン「スペッキオ」。子供の頃、偉人の伝記をよく読んだポプラ社の本社ビル1Fにある雰囲気の良いお店。ランチメニューのPranzoA (バーニャカウダ・前菜・パスタ2品・デザート・カフェ)をいただきつつ、お店の雰囲気をゆっくり味わいました。パスタの一品目は北海道産ツブ貝とドライトマトと野生種ルーコラのスパゲッティーニ、二品目は自家製パンチェッタとグリーンアスパラの タリアテッレ カルボナーラ風。バーニャカウダのソースが最高に美味い!機会をみて、今度は知人を誘ってディナーに行きたいなと感じたお店でした。

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