ギャラリーの入るデイム銀座ビル入り口。個展の案内の旗が掲げられています。
会場でお客さんへ作品の説明されている美洲先生。
会場内の雰囲気はこんな感じ。作品は一応ケースに入って飾られているものの、自由に触れる様になっています。先生曰く、「根付の良さは触ってみないと解らないからねぇ~」との事。
今回の目玉は何と言っても、先生の抽象造型の代表作である「着水」と「愛とこしえ」を基にして作ったオブジェ。オリジナルの根付と比較すると、とにかくでかい(笑)。「根付師の作る造型は小さい事を前提としたディフォルメが施されているので、そのまま拡大したら観るに耐えないのではないか」という意見がありますが、そういった意見に対して美洲先生が出された「作っているものは根付でも、大きくした場合の事を考えて造型を行っているので、十分鑑賞に耐え得る」という回答がこのオブジェだと言えます。
「愛とこしえ」の変形バージョン。「愛とこしえ」のメビウスの輪を基にした造型を考え付いた際、一気呵成に作り上げてしまったそうです。
ト音記号と女性の体が融合した、「G線上のヘレナ」。
卵型と球体の組み合わせによる造型作品、「鷹への抽象」
「愛とこしえ」が生まれる直前の作品、「愛」
「毛彫の美洲」と異名をとる先生ならではの毛彫りが素晴らしい、「お立ちなさい」
「虎」
毛彫りも造型も、全てが完璧な作品「呑悪夢(あくむをのむ)」今回の出品作中で私が一番欲しい作品ですが、先生に訊いたところ非売品だとの事。
「丸鼠」二体
「丸狗」二体
国立博物館にある高円宮殿下のコレクションにも収蔵され、先生の名前を広く世に知らしめた代表作「豊年踊り」。これも非売品だそうです。この根付そのものは、ちょっと前まで先生のタバコ入れに付いていました。
向干支「龍」と「狗」
「月下之猟師」鹿角バージョン
「夕立」
「跳兎」
「洋犬」
「兎」
背中の方から観ると、S字型の造型になっている事が判ります。
「駆」
「円舞」
「狸の鼓」
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